※2024/5/27 : 一部歌詞を記載していた部分に対して削除しました。

サムネガビガビすぎるだろ

はじめに

やあ!年の瀬ですね!
私はその年聴いた音楽の中で厳選した100曲をSpotifyのプレイリストにまとめるのが年末の習慣なのですが、今年もその時期がやってきました。
今回はそのspotifyのプレイリストの中からいくつか抜き出して、この曲良いよな~!ってただ言うだけやつをやろうと思います。発売年≠聞いた年=2023年。

その前に、

今回はなぜかたくさんの方々にこの記事を見ていただけるような予感がするので、改めて自己紹介をさせてください。

キヨナガといいます!!!!イェー。
普段はこのブログで日記を書いたり、たまに技術的なことを書いたりしています。
一応DTMer!趣味でぼちぼちやる人間です。よく作るジャンルはアイドル系アニソンっぽいポップス!自称アイマスとかラブライブの全体曲のまねごとをしています。
アイマス曲のリミックスとかもやってるので良かったら聴いてください。

音楽は色々聞くのですが、根っこがオタクなのもあってアニソンやゲーム音楽・ラップのような文脈が乗ってナンボな曲、あとはリズムが小気味よいハイテンポな曲が好きです。

長々とやるのもアレなので早速行きます。なお、今回紹介した楽曲の一覧は最後にspotifyのプレイリストにしたので、適宜保存して通勤通学の際にながしてくれよな!


光の中へ / 結束バンド

作詞作曲:藤森元生 編曲:三井律郎

2023年一番聴いた曲。
spotifyもそう言ってた。

漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』で結成されるバンド『結束バンド』のなかの一曲。ライブイベント『結束バンドLIVE-恒星-』で初披露。
元々SAKANAMONのファンだったのですが、まさか藤森さんが結束バンドに曲を提供してくれるとは!嬉しすぎる。
ちなみにSAKANAMONのセルフカバー版も出てるから要チェックや。

SAKANAMON楽曲の魅力と言えば、キャッチーで耳に残るメロ、めまぐるしく変わる展開、そして考え尽くされた言葉選びを含んだ歌詞!
『光の中へ』はそんなSAKANAMONの魅力と、『結束バンド』および『ぼっち・ざ・ろっく!』の文脈が交差した最高の一曲。

(私+期待-不安)×ギター=ロックだ
(私+君-時間)÷ギター=ライブだ

この歌い出し。「ロックとは」「ライブとは」をここまで美しく簡潔に表現できたことある?いや、ない。
二行目のライブの計算式、ギターで割ってるのもいいですよね。ギターだけじゃライブは成り立たない。ギター以外のベース・ドラム・ボーカルの要素や、観客がいて初めてライブになるんだよ、という想いが伝わってくる。

その部分以外でも、この曲を作詞している(という設定の)人の関わりが苦手な陰キャである後藤ひとりが、ずっと一人で練習してきたギターへの愛と作中で育んだ結束バンド各メンバーへの信頼が垣間見えるようです。

結束バンド、いろんなバンドやアーティストが楽曲提供してるけど次は誰とコラボするんだろう。
個人的にはcinema staffやhalf time old、じんとかだと泣いて喜ぶかも。もちろんアジカンも。


Runback City / Zaid Tabani, Mega Ran, Alex V

Written and performed by Zaid Tabani Mega Ran, Produced by Alex V

飛び道具!(いろんな意味で)

格闘ゲームの世界大会『EVO 2023』のストリートファイター6(以下SF6)部門最終日の決勝トーナメント開始時に流れたオープニング楽曲で、SF6のキャラクターやシステム・これまでのEVOを想起させる要素が多く盛り込まれている。
「シミーに気をつけろ」とかね。

Back to the era where the sticks is busted
Where they screaming at the set up hearing “Let’s go Justin!"
This that ume Shoryuken on the back of a jump in
Say that you believe, I trust it

↑全格ゲーマー、歓喜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この他にもガイルのテーマのモチーフがいきなり混ざってきたり、実写版ストリートファイターのベガの言葉が引用されていたりと、探せば探すほど旨味が出る。
もうちょっとおれに英語がわかれば……


ちっちゃな私 / マサラダ feat.重音テト

音楽:マサラダ

俺的2023ベストボカロ曲。

SynthesizerVの重音テトを生かした、『私』とそれの後ろをついて行くような、高い声で歌う『ちっちゃな私』の二声が特徴的な楽曲。

誰にでもちょっと泣き虫で心配性でネガティブな部分ってあると思うんですけど、そんな『ちっちゃな私』も悪くないよ、それも私なんだよ、ってゆるく肯定してくれる。
なんか最近肯定されると泣けてしまうようになってしまい……。

あと間奏のエレピも泣かせる。サビのモチーフを生かして泣かせてくると思ったら、その後にまた『ちっちゃな私』がトイピアノによる『私』との掛け合いを始めて、もう!!!!!!!

作者のマサラダさん、ボーカルありの曲は三曲しかないけどどれも全部違う方向でブッ刺さる。持ってる感情をストーリーにして言語化するのがあまりにも上手い。

マサラダさん、好きです……

▷▷▷▶︎ぶっとび かっとび 全開エンジン! / ツインターボ (CV.花井美春)

作編曲:陸井周平 作詞:烏屋茶房

競馬×美少女化で空前の競馬ブームをもたらしたcygamesの化け物コンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』より、ツインターボのキャラクターソング。
ツインターボはその気性から、序盤からスタミナを無視したトップスピードで逃げ切る所謂『破滅逃げ』を得意とした競走馬。

そんなツインターボをキャラクター化したやつのキャラクターソングが登場だ!イントロから全速全開!カッティングギターちゃっきちゃき!
▷▷▷▶︎は競馬新聞で逃げ馬を示すし、サビにある『ほえろタービン!』は実際にあった実況から取られたもの。 サビのリズムも「タータカタンタカタンタッタ…」とどことなく馬っぽい。

歌詞については落ちサビ、これ勝てなかった有馬記念(※)とかも擬人化した中で勝ちてえってこと!?
お前メタっぽいこともやれるんか!?

……とまあ、あんまりにも睦月周平とカラスヤサボウ(旧名)にもてあそばれる曲。

ちなみにアニメ2期を見てから聞くとこの曲の"宛先"がわかり泣き曲と化す。カラスヤサボウ許せねえ……

これは本当にそう。

※有馬記念と宝塚記念はファン投票により出走馬が決まる一面もあり、「夢が走る」と実況・形容されることがある


衛星十七号 / ポップしなないで

作詞:かわむら 作曲:ポップしなないで

ポップしなないで、『ポしな』とかいう略称の語感が気に入らないこと以外マジで好き。メジャーデビューおめでとうございます。
去年は『UFOを呼ぶダンス』ばっか聞いてたけど、今年はこれ。

なんか不思議な気分になる曲なんだよな。曲と声は明るいんだけど歌詞は負の方向が強くて、かといって弱気なわけではないけど自信があるわけでもない。
アルバムでは『ローリンソウル・ハッピーデイズ』と『UFOを呼ぶダンス』という(たぶん)前向きの曲の中に挟まっているのも相まって切なさが際立つ。

個人的に一番好きなのは二番で急に来るラップ。「8小節の夢のつぎはぎ」の部分はおそらく『今夜はブギー・バック』のサンプリングなんだけど、サンプリング元の目先を優先した享楽的なリリックとは逆で、悲観的ながらも固い決意がある感じが対比的ですごく良い。サンプリング文化は文脈を広げたり、強化してくれたりするのが良いですね。

そういえば今夜はブギーバックの歌詞にもロケットって入ってるな。流石に関係ないだろうけど。


おわり!

じ、時間が足りねえ!

書き切れなかったけどLiella!のMIRACLE NEW STORYや、電音部のprayerとか、イノタクが作曲を手がけたARuFaのベータソングとか。相も変わらずロリガによるブルーハーツカバーは聞いてるし、オタクソング以外だと唐突なin the blue shirtブーム到来によるCluster A、一昨年くらいから一生流してる赤い公園全般など。
あとやっぱり星野源は結局聴いてる。作曲家で言うと宮野弦士ブームはずっとあるし、今年はアオワイファイ原口沙輔あたりは個人的大ブームが来ており良かった。

今年も音楽は豊作であった。各位オタクは良い年をお迎えください。

–おわり–

◆おまけ:今回紹介した楽曲のプレイリスト